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ケニアに着いてはじめて手にしたケニアシリング

 

 

今回は、昨年ケニアでの年末年始について綴っていく。

まだ記憶に新しい2019年の年末も慌ただしかった。

25日まで仕事をし、その晩に急いでパッキングをして、翌日の昼に空港に向かう予定だった。

さっそく悪夢のようなハプニングが起こる。出発前夜に実家でXmasディナーをしていた時のこと。

食事の間に、充電をしながらiPhoneのアップデートを試みた。しばらくしてiPhoneを確認すると、電源が入らない。

嫌な予感しかしない。なんども試みたが画面は真っ暗のまま微動だにしなかった。

出発前夜にして、財布と同じくらい大事なiPhoneが故障した。絶望的だった。

フライトの詳細や、夫との唯一の連絡口のライン、Google photoにアップロードし終わっていない写真など、故障するにはタイミングが最悪すぎた。

修理に出す時間もないので、朝までほぼ一睡もできないまま、どうにかこうにかして復旧しないか何度も試したがだめだった。

 

しかし、不幸中の幸いで24日のイブの日に、夫がXmasプレゼントとして新しいスマホを送ってくれていたのだ。

これがなければ正直、無事ケニアに到着できていたか定かではない。出発当日、パッキングもぎりぎりに済ませ、スマホの復旧作業に時間を費やすことととなった。

どうにかこうにかして必要最低限のアプリをインストールし、空港へと急いだ。2時間前のチェックインには間に合ったが、年末ということもあり、カウンターはかなり混み合っていた。

ようやくチェックインの順番が来た頃には、出発の40分前。かなりぎりぎりであった。

 

今回もオーストラリアの時と同様、EstaVISAが必要だったので、事前に申請していた。前回の失敗を次にしっかり活かせたと、ドヤ顔でVISAの取得画面を見せていたに違いない。

すると、カウンターのお姉さんが一言。コピーを見せてください。

 

え??????コピー?????

完全に見落としていた。ケニアはVISAのコピーが必要だとは。ハワイもオーストラリアも不要だったのに。

 

 

昨年の全身冷や汗をかく感覚と、あのときの光景がフラッシュバックした。

完全に目が泳いでいる私を見て、お姉さんは冷静に言った。紙面でのコピーがないと搭乗できませんので、今からあと10分以内で印刷してきてください、と。

 

昨日から新たな相棒に加わったスマホの使い方にも慣れていないのに、今から10分以内に印刷など、到底無理だと悟った。

ああ、今年こそ、出国できないまま終わるなと思った。

絶望感まる出しの私を、なんとか搭乗させられないかと、スタッフの方たちが内輪で話し合いを始める。

 

すると担当のお姉さんが少し呆れた様子で、コピーなしでも出国手続きをしますが、ケニア入国の際にコピーを求められたら、入国できないまま帰国になる可能性もあるのでご容赦ください、と言った。

 

もうとりあえず日本を出れるなら、行ってみようと思った。

そうこうしている間に、出発時刻ぎりぎりの時間になっていた。通常の荷物検査口ではなく、係員さんに誘導されて、どうやら特別通用口を使わせていただいたようだ。

 

いわゆるVIP対応というやつである。

 

機内に着いて、シートベルトを閉めるまでは生きた心地がしなかった。

 

沢山の方に迷惑をかけながら、なんとか搭乗できた。

あの時とっさの判断で、出国させてくれたグランドスタッフのお姉さんには感謝しかない。

 

緊張感が走ったケニア入国審査も、スマホのVISAスクショ画面を見せただけで、なにも聞かれることなくあっさり通過できた。海外のわりと寛容で適当なところは、今までの経験からなんとなく分かっていたので、わりと想定内であったが、ケニアで無事夫と合流できた時には、気が抜けて安心感と同時に疲れがどっとやってきた。

 

ここから数日間はナイロビの治安にひたすらびびっていたので、わりと安全地帯でのホテル滞在、タクシー移動となった。

はじめてのアフリカに浮かれたい気持ちもあったが、日本とはなにもかもが違いすぎるケニアに、警戒心を持ちながらの旅行が始まった。

 

ケニアデパートの不気味なおもちゃ屋さん

 

 

デパートの通路に突如現れる便器

 

 

ケニアでの最初の食事。なんだかやたらと美味しかったグリル野菜

 

もうここまでかいただけで疲れたので、きっと読んでくださっている方も同じ気持ちであろう。

 

しかしこのハプニングは、まだ序章にすぎない。

メインイベントは、まだこの先に待ち受けていた。

毎度やらかすチェックインの件は、ハプニングというより私の過失というだけなのだが、計画性のないタイプの人間はこういったトラブルに巻き込まれやすいと思っている。

そんな自分の性格に呆れることも多々あるが、心のどこかで友人に話すネタがまたひとつ増えたと喜んでいるもうひとりの自分がいることも正直にかいておく。

 

キリンの孤児院にて。たくさんのキリンに餌やり。手が唾液まみれ。

 

 

野生のプンバ

 

 

後半へつづく

 

 

 


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