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5月9日

この日は、世界中が母の日だそう。父の日はNZと日本で違うのが不思議だ。

夫の母の誕生日と重なりダブルでおめでたいので、日頃の感謝を込めて九州産のお肉セットを送った。

 

 

結婚して、2人のお母さんができたことで楽しい時間が増えた。

夫の母はとてもアクティブな人で、仕事も現役バリバリでユーモアもあり、日本からいつも気にかけてくれる優しい人だ。

私は夫と喧嘩をした時は包み隠さず話して、義母にフォローを入れてもらう不束者だ。

そんな出来の悪い欠陥だらけの嫁をかわいがってくれて、感謝してもしきれない。

 

夫との結婚が決まり、彼が私の実家に挨拶に来た際に口数の少ない風変わりな父親が言ったことが印象に残っている。

父は夫に対して、特に何も言うことはないけれども、相手方の両親を大切にね、と言った。

最初は自分を敬ってほしいことをオブラートに包んで言っているなあ、と思った。

 

しかし今思い返せば、私に向けたメッセージでもあったのだと気がついた。

幼い頃、年に数回行く母の実家(祖母の家)を訪ねる時、父は母の両親が好きな食べ物を手みやげに持って行った。

ある時は、ばあちゃんはメロンが好きだからと、青果店で一玉の大きなメロンを買っていた。

 

家族に対して割とドライな性格で口数も少ないが、他人には饒舌でサービス精神旺盛という一面がある。

父も同じように、妻の両親のことを大事に思っていたのだろうな、と断片的な昔の記憶が少しだけ鮮明に蘇った。

 

このコロナ渦で、数人の友人たちが出産を迎えた。旦那さんの立ち会いや面会が出来ない中で、ひとりで産む心細さと言ったらなかっただろう。

 

私は悩みに悩んだ結果、NZで出産をすることに決めた。

幸いにも夫が付きっきりで出産に立ち会ってくれるのは心強いが、新生時期の我が子をそれぞれの両親に合わせられないのはとても残念だ。

2人の母は手伝いに来てくれる気満々だったが故、いつまでも開かない国境を疎ましく思ったのも事実だ。

 

妊娠初期から今に至るまで、遠く離れた日本から義母は日本食を定期的に送ってくれ、母は毎日のように私のくだらない話に耳を傾けて精神の安定をサポートしてくれた。

2人の支えがあってここまで何事もなくやってこれたと言っても過言ではない。

 

正期産を迎えた4月の後半から今日に至るまで、母2人の誕生日と我が子の誕生日が重なることを少なからず期待してみたが、おなかのまめが決めたXデーはどちらでもなかった。

 

現在、既に兄姉のこども合わせて6人の姪甥がおり、両親にとっては7人目の孫になるのがまめだ。

心のどこかで孫は沢山いるし、私が産む産まないにもさほど関心がないんじゃないかと捻くれた考えがよぎることもあった。

母は、孫は何人いても嬉しいし幸せなことだと、誕生をとても楽しみにしてくれている。

 

予定日を1日過ぎ、推定体重も3000gは超えてるだろうとのこと。

これ以上大きくならなくて良いからゆっくり行こうぜ、とまめに暗示をかけながらマックのポテトを食べる矛盾だらけの母を許して欲しい。

 

 

 

母は偉大

という言葉があるが、自分がこどもを身ごもり、これから子育てをしていく過程でますます実感するのだと思う。

 

私を産んで育ててくれたお母さん、夫を産んで育ててくれたお母さん、ありがとう。

これからも健康で楽しく長生きしてくれれば、All Good です。

 

母の笑顔と私の髪の薄さが際立つ(29年前)

 

 

 

世界中のMomに愛の花束とピースを✌️

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 


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