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ここ最近、自問自答を繰り返す。

何かやりのこした事はないかい?と。

 

すると魂から返事があった。

 

担々麺を欲している、とのこと。

 

実物ではありません。
(フリー素材から拝借)

 

 

 

 

早速家事を済ませて、バスで15分ほどかけて街で一軒しかないラーメン屋へ向かう。

 

担々麺を注文し、麺の到着を待つ間Kindleで日本の本を読む。

店内にはJpop懐メロが流れ、自分を取り巻く空間は100%純ジャパニーズだ。

するとそこへ、ひとりの日本人女性が私の後ろのテーブルに着席。完璧なシチュエーション。

 

 

私が住むタウランガエリアは、オークランドやウェリントンなどの大規模都市に比べると日本人の人口はかなり少ない。

道を歩いていて日本人とすれ違うことはごく稀だ。

 

私の場合、同じ店に日本人がいると分かると、勝手に親近感を抱いて話しかけたくなってしまう。

しかし意外と臆病者であるため、声をかける勇気の出し惜しみをしている最中に機会を逃すことが多い。

 

今回も同じく黙って麺をすすりながら話しかけようか迷っていた。

数分後、ありがたいことに相手方から声をかけてくれ、気づけばあっという間にFBを交換し、心の扉を開けている自分がいた。

 

その人は長年タウランガに住んでいて、社交的で親切な優しい人なのだと分かったので、初対面ながら話も盛り上がった。

 

私が妊婦で初産ということを気にかけてくれて、日本人で子育てをしている彼女の友人を紹介してくれることになった。

コミュ力と人脈と、人同士を繋げるプロだと察した。

結婚相談所を運営したら、大盛況間違いなしだ。

 

その方(Yさん)の優しさに甘え、おともだち紹介までしてもらったあげく、彼女の好意で紹介してもらった友人のお宅へお邪魔するという展開にまで発展した。

普段なら1ヶ月くらいかけてゆっくり交流をはかり、お宅訪問という流れをたったの2日で遂行することになった。

 

しかしこれも何かのご縁だなあと思い、図々しくも翌日待ち合わせ場所でピックアップまでしてもらい、彼女の友人宅へ向かった。

 

 

豊かな自然に囲まれた静かな住宅地に、Yさんの友人Mさんの自宅はあった。

パームツリーの木々に囲まれ、庭も広くて聞こえるのは鳥のさえずりと虫の声のみというような贅沢すぎる環境だ。

真夜中にバイクをふかす爆音や、ヒステリックに叫ぶ若者の声が聞こえる私たちの居住環境を比べると同じNZのエリアとは思えない。

 

つぶらな瞳が印象的なかわいい娘さんと出迎えてくれて、気さくで優しいMさんにもすぐに好感を抱いた。

 

昨年、コロナ禍で娘さんをNZの病院で出産した経験を持つ彼女の話は、出産間近である私にとって参考になることばかりで、ありがたかった。こちらの医療体制や、産後のミッドワイフのケア事情などを事前に聞けて良かった。

乳頭亀裂を恐れる私に、使用しなくなった搾乳機まで貸してくれた。購入するか迷っていたのでとてもありがたかった。

まだ未知であるが間近に迫っている子育ての話が、より身近なことに思えた。

 

2人との出逢いのおかげで、産後に困ったことがあってもなんとかやっていけそうだと思えた。

魂からの叫びには誠実に対応するが吉だなと、実感した出来事であった。

 

あの日、はち切れんばかりの大きなお腹で食べた担々麺の味と光景はずっと忘れないだろう。

 

今回の出逢いをもたらしてくれたラーメン屋と、彼女たちの優しい計らいに感謝。

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 


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