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39週目に突入した。

今のところ出産が近づいているサインは、膀胱の強い圧迫のみ。

 

手帳とコーヒーカップの色がお似合いでした

 

 

秋晴れが気持ちのいい今日は、朝のジムから始まり、夫と2人でブランチを食べ、部屋を手分けして掃除、カフェ、買い物がてらさんぽというなかなか運動量の多い1日となった。

夫は金曜日にスクールメイトとサバゲーをし、走りすぎて脚が筋肉痛だと嘆き、家から1歩も出なかった。

1年前まで自転車で1日100キロほど走っていたとは思えない変わりようだ。

 

ブランチ後にカフェへ行き、又吉直樹の『東京百景』を読んだ。

東京の街について100のエッセイで綴られている短編集だ。1話から吹き出してしまうほどツボにはまったので、このままだと買い物もせずに延々と読み続けてしまうなと怖くなり、1時間というタイムリミットを決めて読み進めた。

 

東京には学生時代と結婚後に合わせて3年半しか住んだことがなく、友人を連れてかろうじて案内できるのは、自由が丘くらいだ。

 

又吉さん視点で見た東京の街とそこで出会った人とのエピソードが軽快に書かれていて、まだまだ知らない東京を疑似探索できそうなので、日々の息抜きにゆっくりたのしみたいと思う。

 

表紙って大事。

 

 

本のお供にコーヒーを飲みながら、ふと思った。

出産が近づいているということは、間もなく巣ごもり生活が始まるということを。

 

私は、自他ともに認めるアウトドアタイプの人間だ。

家の中でまる一日を過ごすのは体調不良の日と大雨や嵐の日ぐらいで良いと思っている。

とにかく30分でも1時間でもいいから外の空気を吸いに外出したい。

 

話は遡ること7年前、フィジーに半年間短期留学していた時のことだ。ホームステイ先で出される1日3食のカレーもしくはスパイシーな何かを食べ続け(材料はじゃがいもとタマネギが主流)心身のバランスを崩したことがある。

今思えば、完全なる栄養失調だった。

生理は半年来なかったし、視力の低下も著しかった。そのままAUSにワーホリに行く予定だったが、行ける気力もなくあっけなく帰国した。

 

その後実家で約2ヶ月ほどほぼ完全な引きこもりになり、さらに精神的に追いやられた。

計画が崩れて帰国した自分をかっこ悪い、逃げだと責め、知り合いに会うのも辛かったのでずっと家にいた。

ひとことで言えば鬱状態だったと思う。

そこから周囲の助けもあり、更に2ヶ月後には除々に立ち直り社会人となった訳だが、家の中にずっといたあの2ヶ月は、なんの回復にも繋がらず、ただただ一日が終わるのをぼーっとして待つ苦痛な時間だった。

 

それ以来、家に数日引きこもるというようなことはなくなった。あとにも先にも若かりし頃(おそらく22歳)の2ヶ月だけだ。

 

 

今回の巣ごもり生活は、終わりが見えているし、事情も生活環境もまるっきり違うということは認識しているのだが、果たして耐えられるのだろうかと疑問に思う。

 

母親にそんなくだらない悩みを打ち明けたところ、

こどもが愛おしくてね、日々の生活に追われて、そんなことを考える暇もないわよと、一蹴された。

 

果たして本当に考える暇もないのだろうか。

ふとした時に、コーヒー飲みにカフェ行きたいなあ、早くジムで身体鍛えたいなあ、などと今まで当たり前にあった日常を恋しく思う気がしてならない。

 

しかし産褥期については、ある程度理解しているつもりなので、おそらく1ヶ月近くは外出しないであろうし、ピラティスのトレーニングも産後6週間からと心に決めている。

 

となると、いかに巣ごもり生活を快適にストレスを溜めずにやっていくかについて熟考する必要がある。

安易に予想がつくのは、食が唯一の楽しみになって気がづいたら常に口に何かが入っている状態、もしくは寝不足で昼夜問わず横になって寝ているの2択だ。

子の授乳とおむつ替え、食事作りの補助が産褥期の仕事内容なので、これらを全うしていれば1日がすぐに過ぎそうな気がしないでもない。

 

日々の子どもの記録を日記のように綴ったり、ブログを更新、Kindleで本を読むなど、室内でできる好きなことを少しずつ増やして行こうと思う。ウクレレを練習するのも良いかも、など今このブログを書きながら思いついた。

 

 

夫は、私とは真逆の超インンドアタイプ(アウトドアなのは自転車旅の時のみ)なので、こどもが産まれてから語学学校に通わずにずっと家にいられるのが、たのしみで仕方ないらしい。

普段から家事は分担制だが、産褥期の家事をほぼ任せられるのはありがたい。

本来なら義母と母がNZに手伝いに来てくる予定だったので、それがなくなった今頼れるのは夫だけだ。

結婚当初は戸惑うことも多かった(超アウトドアな人だと思って結婚した為)が、

巣ごもりが大好きな性格の夫で良かったのかもしれない。

 

 

 

産後の巣ごもり生活で、どんな心境の変化が現れるのかも心なしかたのしみになって来た。

その前にまずは、母子ともに健康でお産を終えねば。

 

余計なことばかり考える性格は一生このままな気がする。

 

 

あおい空と海

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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