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私は九州の福岡県で幼少期を過ごし、14歳の夏に父親の仕事で東京へ引っ越した。

人生のおおよそ半分を福岡で過ごしたので、沖縄以外の九州県は身近な旅行先として家族ででかけることはあった。

福岡からは身近に行けるリゾート地として沖縄は人気だったが、行く機会に恵まれず20歳まで訪れることはなかった。

 

そんなある日のこと、姉が沖縄出身の人と結婚をした。私が大学生の時だった。

嫁いだ先は、沖縄県の南城市。夫となった人は家族で、カフェや民宿を営んでいた。

 

このことがきっかけで、沖縄に行くことになり徐々に私にとって身近な場所になって行くのである。

 

結婚式は、浜辺の茶屋(旦那さん家族が経営するカフェ)の前の浜辺で行われた。

 

ウェルカムボード

 

高砂や、料理、会場セットはすべて彼らの友人たちの手作りで、参列者はアロハシャツやワンピースなどのカジュアルな装いで参列。

琉球の民族衣装に身を包んだ姉は太陽の光に照らされ、美しかった。

 

 

友人たちによるてづくりの結婚式

 

 

 

はじめて訪れた沖縄は、今まで味わったことのないような穏やかな生暖かい風と、ゆっくりとした時間が流れる異国の地のような場所だった。

 

浜辺の茶屋と山の茶屋は、海や森を眺めつつ時を忘れてぼーっとするのも良し、大切な人と食事を愉しみながらたわいもない会話をするのも良しの絶景カフェで、すぐに虜になった。

 

高校時代の友人と浜辺の茶屋にて。2013年。

 

 

 

同じ友人と5年ぶりに同じ場所で。

 

 

 

 

沖縄本島は、北部が栄えているイメージで観光スポットも沢山あるが、南部の良さを知ることができたのは姉のおかげとも言える。

そこで産まれたはじめての姪は、来月9歳になる。今では6人の姪甥の叔母になった。

時の流れは実に早いものだと、彼らの誕生と成長っぷりをみる度に感じる。

 

初孫に幸せそうな両親

 

 

姉が沖縄に嫁いでからは年に1度のペースで、友人らとも何度も足を運んだ。

 

 

4年ほど前に、兄家族も沖縄南城市へ移住した。

それまで台湾に長いこと住んでいた兄は、私と同じく姉きっかけで訪れることになった沖縄に惚れ込み、あっさりと移住してしまった。台湾と沖縄は、気候やそこに住む人々の雰囲気など、どこか似ていて彼らにとっても馴染みやすかったのかもしれない。

 

兄のこどもも今ではすっかりうちなんちゅう

 

 

2年前の入籍日は、沖縄にて婚姻届を提出した。

 

 

2019年4月13日

 

 

 

そしてついに、両親までもが昨年の秋に移住した。私は6人家族なのだが、私ともう一人の兄以外全員が沖縄に集結した。

こんな日がやってくるとは、8年前の私たちは誰一人知る由がない。

 

毎年一人ずつのペースで姪や甥が増えていった

 

 

沖縄に年々増えて行く身内。実家が沖縄になったことが未だに実感が湧かない。

私は4人兄弟の中で唯一、結婚ぎりぎりまで実家暮らしで母と過ごした時間が1番長い。

兄や姉は、高校を卒業とともに家を出たので、両親との時間を取り戻すかのように会いたい時に会えるようになった。

そんな彼らがちょっぴり羨ましくもある。

 

日本に帰国したら、関東圏に住む予定なので実家に帰れるのは年に1度程度かと思う。それでも、心が安らぐ居場所である実家が大好きな沖縄になったことは嬉しく思う。

 

先週のことだが、アナザースカイの寺島しのぶさん回にて、沖縄の姉家族が営む宿とカフェが紹介された。

さちばるやーどぅというエリア内の森の中にある山小屋を、寺島しのぶさん家族がとても気に入っているという。

私も大好きな宿で、何度か宿泊した。自然にとけ込んだ滞在をしたい人にはぴったりの宿だ。

もちろん浜辺の茶屋も紹介されていた。26年前にできたこのカフェは、今でこそ沖縄各地にある海カフェのひとつだが、当時はどこにもなかったそうだ。姉の義両親は、こんな辺鄙な土地に客は来ないという周囲の反対を押切り、浜辺にカフェを建てた、海カフェのパイオニアだ。

 

朝から夕日が沈むまでどの時間帯でもたのしめる

 

 

今では、沖縄のガイドブックには必ず載っている有名なカフェになり、日本国外からも多くの観光客が訪れている。

 

アナザースカイの中で、姉の義両親が寺島しのぶさんと対談している映像がある。

自然へのリスペクトの精神と、共生していくことへの強い信念が語られていて、ぐっと来た。

 

姉の義両親と寺島しのぶさん

 

 

 

以前、沖縄へ行った時、姉の義父が言ったひとことが印象的だ。

 

『ここには、なにもないがある。』

 

シンプルな言葉のなかに、自然と寄り添うには申し分のない環境なんだよ、というメッセージがこもっている気がして、感動したのを覚えている。

 

 

今はこんなご時世だし、気軽に旅行が出来る日はもう少し先のことだが、沖縄を訪れる際には南城市にあるさちばるやーどぅを訪れてみてほしい。

 

最後に告知となるが、南城市内にある姉家族が営む宿『姉と弟の家』

 

https://inafukuke.com/jp/about-us/

姉と弟の家

 

兄家族がまもなくオープンする宿、『mui〜たび風のうつわ〜』

https://www.instagram.com/mui_okinawa/?hl=ja

 

まもなく完成予定

 

 

どちらも空間や内装デザイン、器にこだわっていて、心地よく過ごせる宿だ。

 

身内ながら、自信をもっておすすめしたい。

兄の宿に関しては、宿泊する日が訪れるのを心待ちにしている。

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 


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