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ここ最近シェアメイトの12歳少女が、1日一度は必ずコロナヴァイオレーーース!とシャウトしている。こどもたちもなかなかストレスが溜まっているようだ。今晩はシェアメイトに日本のB級グルメ代表ヤキソバを振る舞った。ヤキソバの美味しさをアピールしたくて気合い入れてつくってたら包丁で指も切った。みんな美味しいと言って喜んでくれたので良かった。しかし6歳のやんちゃボーイは遊びに夢中で食べるタイミングを逃した為ままにしがみついて号泣。ヤキソバ食べれなくて泣くなんてかわいいいい!!!てな訳で明日もヤキソバつくることになったよ。

 

そんなロックダウン12日目。

 

 

 

今日は昨日の記事の続きを。

ナニーをして考えさせられた点について

①食生活と食事マナー
食事の時間に椅子に座って食べる時間が異常に短く一口食べてはおもちゃスペースで遊び再び戻っては食べてを繰り返すBちゃんに両親も手を焼いていた。食事マナーはすぐに身につくものではなく生活習慣の中の一部として学んでいくものなので、根気強く向き合うことが大切だと思った。

 

また食事やおやつの時間も決まっておらず、砂糖がたくさん使われているジャンクなおやつの量が多かったので心配になった。(以前歯科医院に勤めていたのもあり、口内環境については少し敏感)

 

こどもの口内環境は2歳までに決まると言われている。特に虫歯菌(ミュータンス菌やラクトバチュラス菌)の細菌数を2歳までに極力減らしてあげることで、将来虫歯になるリスクを下げることに繋がるのだ。
こどもの虫歯は親の努力で防げるので定期的な歯科検診をおすすめする。

※ミュータンス菌→ 虫歯の素になる細菌

※ラクトバチュラス菌→虫歯を進行させる細菌

 

 

②経済的な豊かさと物の関係
広大な敷地に7LDKの間取りの言わば豪邸。
しかし物がどの部屋にも散乱していておもちゃもどこに何があるか把握するのが不可能なほど大量にあった。

両親は日々片付けや掃除に追われ、仕事が忙しければ忙しいほど散らかり疲弊している様子を見て豊かな暮らしの本質とは何かについて改めて考えるきっかけとなった。いくら経済的に豊かな暮らしであっても物を沢山持ちすぎるあまり、物の片付けに疲弊してしまっては本末転倒な気がした。

 

物は使うものであり、使わない物に心乱されるのであればそれは本当に生活に必要な物かどうか考えるのも良い機会かもしれない。

 

 

③オムツ替え
Bちゃんはオムツを替えるのが嫌いな子だった。お母さんにうんちをしたタイミングですぐにオムツを替えられたことが嫌で1時間ほど泣き続けた日もあった。自分のタイミングで替えたかったのだろうと推測した。うんちをしたオムツに愛着があったようで、ゴミ箱に捨てられた瞬間火がついたように再び泣き続けた。
まだそれを履いていたいと必死に訴えるBちゃんを見て、こどものタイミングで替えてあげるのも一つの方法かと思った。
親がこどもの為を思ってうんちやおしっこをしたらすぐに替えてあげたいと思う気持ちも分かる。

 

ただ無理やりではなくこどもに事前に一言確認してから替えるかどうかを決めれば良いのだ。その一言がこどもにとって大切なのだと日本でのシッター時代に何度も同じ経験をして学んだ。
意思疎通ができる年齢の子にはおむつを替えて良いときになったら教えてね。と伝えると案外すんなりと替えさせてくれたりもする。

 

 

人は日々の小さな選択の積み重ねをしながら生きている。こどものうちから親が日常生活の中で選択肢を持たせてあげることでこどもは自分の選択に自身を持つことができるようになる。

 

1歳に満たない月齢の子でも目の前に2つのおもちゃを見せるとお気に入りの方を選べる。

2つの選択肢からなら一つを選ぶことは可能だ。

こどもも自分で選んだ物事には不満や文句は言わないだろう。これを幼いうちからするかしないかで親と子のコミュニケーションや関係性にも影響が出てくるだろう。

 

話が少し脱線してしまったが、以上が1週間の住み込みナニーをして感じたことだ。

 

 

Fijiのこども

 

 

 

血の繋がり、国境を超えたこどもを養子として育てる覚悟ある家庭はニュージーランドでも少ない。自分に置き換えてみても素晴らしいことだとは思うが、実際に育てるとなるとそう簡単に決められることではない。

その大きな決断し、日々育児に奮闘する2人を心から尊敬する。12才歳離れたお姉さんも時に遊び友達、時には姉として妹に優しい眼差しで接している姿が印象的だった。

 

 

短い期間ではあったが拙い英語しか話せない私に手を差し伸べてくれた家族へ感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

 

フィジーからやってきたBちゃんの人生と家族の未来が穏やかで温かい日々であるように願いながら、6年前にフィジーで出会ったこどもたちにも想いを馳せた。

 

2014年 Fiji babyと共に


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