ニュージーランド情報ランキングに参加してます。
上のボタンを1日1回クリックすると投票されます。



ロックダウン13日目

 

1日の大半は志村けんさんの追悼番組を部屋に引きこもってYou Tubeで観ていた。父に顔や雰囲気が似ているのもあって身近な面白いおじさんという位置づけだった。小さい頃から志村けんのバカ殿様は必ず観ていて大好きだった。どの追悼番組からも彼が生涯お笑い、人、動物を愛しまた愛されていたことが手に取るようにわかった。

 

沢山の人から愛された志村けんさんは同じように愛をもって沢山の人に接していた人なんだと思う。彼を見習いこんな自宅待機が続く生活の中でもまずは目の前にいる人を喜ばせたいと思った。さっそく6歳のシェアメイトへ昨日から所望されていたヤキソバを作った。しかしロード・オブ・ザ・リングに夢中だったため反応はほぼなく母親から無理やりありがとうを言わせられているような空気が流れた。完全なる自己満クッキングだった。

 

昨日ヤキソバ食べたくて泣いてたやん。

 

人の心は日々移り変わるものである。

 

 

 

今日は地元NZの幼稚園見学をした日のおはなし。(今から約1ヶ月前のこと)

 

 

通っている子どもたちの国の国旗が飾られている

 

 

Qeenstown在住のとある日本人ファミリーとご縁があり娘さんの幼稚園のお迎えに同行、園内見学までさせてもらった。
園は30人ほどの縦割り自由保育で、2~5歳の多国籍の子どもが通っている。

驚いたのが現地の幼稚園にもかかわらず、地元NZ人夫婦の子どもはわずか1人。他は世界各国からのこどもたちでナチュラルなインターナショナルキンダーと化していた。内情を知りいかに移民が多く寛容な国であるかが解った。噂によるとこの街の人口の30%はブラジル人だそうだ。保育料は無料。
園内は開放的な空間に、目的別の遊びスペースがいくつかあり多目的室のような部屋が一つという造りだった。

 

おままごとスペース

 

 

レゴや積み木スペース

 

 

ペイントスペース

 

 

NZの幼児教育はこどもたちの自由度が高いことで有名だ。こちらの園でも異年齢のこどもたちが庭や室内で自由に遊んでおり一日の中で一斉保育の時間は帰りの先生のお話の時間くらいなんだそう。

1日の間で1~2時間スナックタイムがあるのだが、子どもたちが一斉に椅子に座っておやつを食べるわけではなくそれぞれの子どもが自分のタイミングでおやつを食べれるように長めに設定してあるのだとか。この配慮により遊びを途中で妨げられることなく自分のペースで生活でき、おやつを食べるタイミングを決める自主性も育んでいるんだとか。ただ野放しに自由保育をしているわけではなく必ず何かしらの意図があるのだ。

 

 

この日は、たまたま日本の文化であるひな祭りをみんなで体験しようというイベントをやっていた。日本人の保護者が用意した浴衣や甚平を着てひな祭りの歌を流し、雛あられを慾るように食べる姿は、なんとも可愛らしかった。
世界各国のイベントや文化を幼いうちからシェアできる環境はとても素晴らしいなあと感じた。

 

浴衣を着てひな祭りを体験

 

 

 

日本との大きな違いは先生の帰宅時間の早さだ。

日本の幼稚園ではこどもたちの降園後先生は職員会議や掃除、翌日の制作物の準備、日案作成等仕事は盛りだくさんある。園によるが早く帰宅できても、18時頃なのではないかと思う。(経験がないので間違っていたらごめんなさい。)

こちらの園では降園後子どもたちが園庭で遊んでいるのはお構いなしにさっさと戸締まりをし全ての先生が3時前には帰宅していた。潔すぎて清々しい光景だった。

 

 

ニュージーランドではどの職種にせよ家族とプライベート時間の確保はできているように思う。こうした時間と気持ちに余裕があるからそ先生たちも日々穏やかな気持ちで子どもたちと接することができるのではないかと感じた。園庭遊具は、降園後土日いつでも開放しており自由に遊んでいいそうだ。

 

 

こちらに預けているお母さんは自由でゆるい感じが心地良いと言っていた。その一方で日本のように運動会や入園式などのイベントがないのは寂しいと言う親御さんもいた。

 

 

なによりもこどもたちと先生が日々楽しくすごせているということが大切だ。

一斉でも自由保育でも身近な大人である先生が楽しんでいればそれがこどもたちにも伝わるだろうし、家庭でも同じことが言えると思う。

 

 

こどもは何もないところから様々な遊びを生み出す天才でもあるので人に危害を加えたり常識を逸脱した行動以外は大きな心で見守ってあげてほしい。こちらの園のどの先生も穏やかでおおらかな雰囲気を醸し出しており、子どもを見守る眼差しからそんなメッセージを受けとった気がした。

 

 

ニュージーランドの幼稚園ではゆったりと時間が流れ、こどもたちがのびのびと自由に遊べる環境づくりへの配慮がとても魅力的であった。園内見学に誘ってくれたNINAさんありがとうございました。

 

 

積み木だけでも種類が豊富


ニュージーランド情報ランキングに参加してます。
上のボタンを1日1回クリックすると投票されます。



Twitterでフォローしよう

おすすめの記事