南島は秋冬到来

ロックダウン２０日目

朝起きたら部屋が異常に寒かった。どれくらい寒かったかというと起床して２時間布団から出れず、日課である空気の入れ替えもしたくなくなるほどだ。

雪と雲が同化し映えない景色

眺めの良いキッチンへ行くと雪化粧をした山が美しかった。しかし今はまだ秋だ。木々の葉が紅葉し始めたので森への散歩も楽しみになって来たところだった。山には今しばらくありのままの素肌をさらしていて欲しい。化粧をするにはまだ早すぎる。

ニュージーランドの南島は南極圏に近いので冬が寒いということは覚悟していたが、これから始まるであろう長い冬のことを考えるだけで意識が遠のく。（極度の末端冷え性）

町の公園では秋を感じる

並木道

冬も秋が過ぎ去るのを待ちきれず、紅葉との共演を果たすべくおめかしまでして来ちゃったんだな、とここ最近意味不明な妄想に走りがちだ。やはり健全に仕事も遊びも楽しむ生活がそろそろ恋しい。

余談だが、この南半球の島国でオーロラが観測できることを知り驚いた。世界の中でも星空が美しい町として認知されているテカポで条件が合えば観測できるとのこと。冬の楽しみがまたひとつ出来た。

午前中は子どもたちとUNOをして遊んだ。正確に言うと２８歳のおとなが６歳と１２歳の子にUNOしようよ〜とお願いをして遊んでもらった。やるからには手加減という言葉はないしむしろ子どもだからと言って手加減する方が失礼だと思っている。１０回のゲームで２回しか勝てなかった。悔しさを全身で表現する大人を前に２人はとても冷静だった。それでもいつもと少しルールの違うUNOは新鮮だし、ブラジル人のこどもと日本人のおとなが英語で楽しく遊べるUNOってすばらしい。

話変わってこちらのロックダウンの状況だが、予定ではあと１週間ほどで終わると見ている。警戒レベルを４から３に引き下げたのち、経過を見ながら次のレベルに引き下げる方針を取るだろう。そうなると観光地として賑わうこの町の復興には長い時間を要すると予測できる。リストラもあり得る。家賃の安いシェアハウスへの引っ越しもあり得る。しかし全てが起こってみないと分からないことばかりだ。

このブログは時間に余裕が出来たからこそ始めてみたのだが、ここへ来てなかなか苦戦している。時間があるからと言って良い文章がかける訳ではないと悟った。

インド編は思いの外長編になりそうだ。続きは心がインドにいる日にかきたいと思う。（きっと明日）

おわり