警戒レベル2 8日目
今朝も夜明け前にスーパーへ行った。ここクイーンズタウンには謎に早朝7時からオープンしているスーパーがあるのだ。
夫婦ともアボカドが好きなため、トーストとサラダにふんだんに使ってみた。将来的にはアボカドを庭で育てたいというところまで話が進んでいるほど好きだ。ニュージーランドの物件には、庭にアボカドの木があります。というようなセールスポイントの物件も少なくないようだ。ここ最近半自給自足生活に憧れている。定住先が決まり次第、初心者向けの作物から少しずつ育てて行きたいと考えている。
ちなみに毎朝食べるリンゴはオーガニックだ。日本では食べたことのない無農薬リンゴがこっちでは簡単に手に入るのが嬉しい。味も優しい酸味と甘さがあって美味しい。
朝食後はいつも、コーヒー豆乳とビターチョコレートを食べるというルーティンがある。
私は夕食を控えめにとり、次の日の朝食まで15時間以上間隔を空けている。
そのため朝起きると空腹感があり、ゆっくり時間をかけて朝食を取ることが1日の最初の愉しみとなっている。
寝る前には次の日の朝食が愉しみで床に就くのだ。この話をすると友人からは気持ち悪がられるか変態扱いをされるが、この朝の時間がどうしようもなく好きで愛おしいのである。
朝食後は、新しい宿に移動した。ここ2日は1泊ずつ違う宿を泊まり歩いており、今日からようやく1週間ほど同じ場所に宿泊できることになった。ウッド調の清潔感あるアパートメントタイプの宿だ。
その後タウン周辺を散歩した。いつもの風景だが夫にとっては新鮮でとても美しい所だと絶賛していた。寄り道してpatagoniaのティラミスを食べた。自分でつくるほど好きなデザートだが、お店によって味が異なるので飽きることがない。
散歩がてらスーパーへ食料調達。アジア圏の食材を扱うスーパーで韓国の本格キムチや絹ごし豆腐が手に入って嬉しかった。
こちらでは豆腐や納豆はかなりの贅沢品なので久しぶりに食べれてうれしかった。
帰宅後早速キムチ鍋をつくった。
食べてばかりである。たまにはこういう日もあっていいよねと言い聞かせて、おなかいっぱい鍋を食べた。
その後昼寝をしてトレーニングをしたあと再びキッチンへ。
夫はワインが大好きなので夜はおつまみを用意して映画を観ながら食べた。
『What Maisie Knew (メイジーの瞳)』を観た。
6歳の少女が、両親の離婚と再婚によって振り回されまくる日々を少女の目線で描いた作品だ。最終的には、それぞれの両親が再婚した相手同士が恋に落ちて、少女を引き取るというとんでもない内容なのだが、どこか温かくて胸がぎゅっと締めつけられるストーリーだった。
少女は実の父母ではなく、血の繋がりのない自分を愛してくれる存在に心を許していくのだ。
人は誰に育てられたかではなく、どれだけの愛情を注いでもらったかの方が重要なのかもしれない。
本当につくってたべてばかりの1日だったがおいしい食事は心を満たしてくれるのだと改めて思った。
おわり