警戒レベル3 7日目
今日は、シェアメイトおすすめの家のそばにある、見晴らしの良い場所へ散歩にでかけた。雪化粧の山が連なり、山を優しく包むような静かでどこまでも青い湖に心揺さぶられた。美しい景色をみて、こんなにも感情が高ぶることがあるのかと、ニュージーランドで自らの新たな一面を知った。
今回からモンテッソーリ教育について触れていくことにする。
興味がない方は、出だしの近況報告まで読んでいただければこの上なく喜びます。
モンテッソーリ教育とは100年以上前に、マリアモンテッソーリという女性医師が構築した幼児教育メソッドである。彼女は医師であるが故、人間の心理的、身体的発達において専門的な知識にたけていたとされる。こどもを生物学的視点から研究し、教育者としても世界から注目を集める存在になったのだ。二足のわらじが医師と教育者なんてかっこいいにもほどがある。そして、長い月日が流れた現代でも世界中の教育機関で取り入れられているオルタナティブ教育のひとつだ。
日本では将棋界の若きエース、藤井聡太棋士がモンテッソーリ教育を受けて育ったことが注目され、少しずつ認知度が高まっているようだ。
モンテッソーリの特徴として、こどもの成長発達の中で見受けられる敏感期を、大人が理解し、見守り、サポートをし、環境を整えることで、こどもがもつ可能性が広がり、成熟すると言われている。
敏感期とは、ある一定のことに対して感受性が特に敏感になる短い期間のことだ。
これは主に、0~6歳児までを対象とした時期であることが明確にされている。
このこどもの敏感期を大人が理解しているかどうかで、こどもへの見方接し方が変わるのだ。
ここで敏感期は主に3つに分類される。
◯感覚の敏感期
五感が著しく洗練される。
視覚、聴覚、臭覚、触覚、味覚は0歳から6歳の間に著しい成長を遂げる。
特に3〜6歳の時期にそれまでに吸収した膨大な情報を五感をつかって分類整理し始める。
◯秩序感の敏感期
順番、場所、所有物、習慣に非常にこだわる時期。
生後数ヶ月〜4歳くらいまでがピーク
◯運動の敏感期
ありとあらゆる動きを身に着けようとする。
そのためにどう動けばいいかに強い関心をもつ。動き方を身につけるために精一杯努力する。
6ヶ月〜4歳半くらいまでがピーク
この敏感期について学んだおかげで、ベビーシッターで担当していたこどもたちとの関わり方に活かすことができた。
次の記事から、敏感期のこどもたちの言動に対してどう接していたかを紹介していきたい。
子育てをしている親御さんならきっと、私のこどもも同じことをしていた。
ただの、いたずらだと思っていた。と、共感することもあるかもしれない。
この記事が、一人でも多くの、日々子育てに奮闘する親御さんに届くことを願っている。
つづく