ロックダウン18日目
今日はイースターの日だったので、お祭り気分を味わおうということで1日ゆるーく過ごすことに。
そもそも日本ではイースターの日に何かをするという風習がない訳で、人生で初めてどんな日なのかを体験した。インドヨガ記は後日にして、今日はイースターについてつらつらかくことにする。
イースターを簡単に説明すると、
キリスト教ではイエスキリストの死後に、彼が復活したという逸話が残されておりイエスキリストの復活を祝う日がイースターという日なのだそう。
言い換えると
『イエスキリスト復活祭』である。
日程は、4月の満月後最初の日曜日と決まっているので毎年違う。
イースターの日には家族でパーティーをしたり、こどもたちがエッグハントをして楽しむらしい。タマゴはキリスト教において生命誕生のシンボルでもあるので、イースターエッグというゆで卵に色や飾りをつけたものを作ったりするんだとか。
ちなみにエッグハントは、イースターバニーと呼ばれるウサギがタマゴを持って来てそれを家や庭に隠していると、こどもたちは信じている。(クリスマスでいうとサンタクロース)ウサギは多産で子孫繁栄の象徴とされていることから後にイースターのイベントと紐づけられたと考えられる。
では、我がシェアメイトであるブラジリアンファミリーのイースターの1日を振り返ろう。
朝起きると6歳と12歳のシェアメイトが、カーペットの上にチョコエッグを並べて数えていた。昨日の夜に家や庭にママが隠していた模様。エッグハントの様子も見たかったのだが起床した時には終わっていたという早朝エッグハンティングだった。その後私はスーパーへ買い物に行き、こどもたちがチョコの次に好きだというチュッパチャップスとハリボーをお土産に買って渡した。予想以上に大喜びしてくれたのでこちらもハッピーだった。
今日はイースターだからだらだらしよう!!というママの粋な計らいで白ワインがグラスに注がれた。庭で日光浴をしながらガールズトークならぬワイフトークに花が咲いた。会話の内容は主に夫との夫婦生活について。結婚生活20年の彼女の話が主だったが新米ワイフとして良い勉強になった。私は結婚して1年だが一緒に暮らした時間は半年もないのでこれから様々な試練が待っていそうだなと少し覚悟をしている。ママにも一緒に長く住んでみないと何も分からないわよ。と言われごもっともだと思った。
その後パパがつくってくれた絶品チキンシチューライスをごちそうになり、昼寝をして再び夕飯に手作りパンのお裾分けをもらった。イースターというイベントにかこつけてキリスト教信者でもないのに1日飲み食べしただけの日となった。シェアメイトが作る料理は何でも美味しいのだが中でもお気に入りは、タピオカ粉とタマゴ、チーズをまぜて捏ねて丸めて焼いたら完成のチーズパンのようなもの。もちもち食感がたまらない。何個でも食べれるくらい本当に美味しい。
明日は今日のお礼に、私が皆にランチをつくる予定だ。シェアメイトママがだいすきなティラミスをサプライズで作ろうと、夜皆が映画を観ている時間にキッチンで作り始めた。シェアメイトたちに何を作っているのか聞かれたが明日のお楽しみだよー!と伝えた。
ティラミスが完成した瞬間にタイミングよくママがキッチンにやって来た。
そして、
ティラミスウウウウウウウウウウウ!!
と大声で叫んだのだ。
もちろん好きすぎるあまり興奮してとっさに言ってしまった悪気のない発言だったので2人で大笑いした。彼女のこういう無邪気なところが大好きだ。
しかしリビング中に響き渡る声だったので、散々サプライズだとそれぞれに言った意味は数十分で無効となった。
兎にも角にもイースターはこどももおとなも楽しめるイベントだということが分かった。