警戒レベル2 24日目
今日で長かった長かった警戒レベル2も最終日である。
ここ16日間連続で新規感染者が 0かつ、闘病中であった最後の感染者も0という結果になり、明日からのレベル1以降が決定した。
これにより、アーダーン首相は嬉しさのあまり娘さんと踊ってしまったらしい。
こんなにおちゃめで素敵なリーダーの元で、コロナを乗り越えられたことに幸せを感じる。
彼女の決断力、力強くも柔らかい表情で国民へ語りかけるかのような、想いやりに溢れた会見。
そんな彼女を見て、この国の未来は明るく希望に満ちあふれているということが再認識できた。
周りから、せっかくワーホリに来たのに大変だったねと言われることが何度もあったが、こんなに素晴らしい国でロックダウンとなり、日々快適に過ごせたことを幸せに感じるほどだった。
では、本題へ。
前回のZOOMで友人がイギリス式スコーンのつくりかたを教えてくれて、大好評だったので(自己満)第2回のCooking会が開催された。
今回は、イギリス式カリフラワーとチーズのスープを作った。
前日から様々な材料を買い揃えてわくわくしていた。
友人が事前にレシピを送ってくれたのだが、そこにジェントルマンズレリッシュという謎の食材が含まれていた。
困惑して調べると、アンチョビペーストのようなものらしいが、物知りで有名なグーグル先生も知らなかったので曖昧な情報しかでてこなかった。
さすがイギリス式である。おしゃれな国のレシピ本には、得体のしれないおしゃれな名前の材料まで出てくるのだ。
ジェントルマンズレリッシュはどこにも売っていなかったのでアンチョビの瓶詰めを購入した。
当日、友人とZOOMで待ち合わせの前に食材を切ったのだが、まるごと一個の巨大カリフラワーと玉ねぎ2玉のカットはなかなかの重労働であった。とくに何をするにもゆっくりな私は、ひとの2倍ほど時間がかかるのだ。
ようやく切り終わり、ZOOMCookingスタート。日本は初夏の眩しい光が窓に差し込み彼女の白ティシャツと笑顔が爽やかで眩しかった。対してこちらは日中5度以下の極寒対応スタイルである。
季節が真逆の日本とニュージーランドで、イギリス式スープを作る。
言葉にすると色々とややこしい。
彼女の的確な指示の元、炒めたり煮込んだり、オーブンで焼いて完成した。
私の中のスープは、湯を沸かし、具を投入して茹でて味付けして完成なのだが、今回はオーブン行程が加わっている。
さすがブリティッシュだ。
計画性もなく謎に2リットル分ものスープを作ってしまったのだが、幸運にもほぼ全員のシェアメイト(6人)が家にいてくれたので皆を招集することができた。
計画せずして、今日からルームメイトとなったイタリア人Eちゃんのウェルカムパーティーのような雰囲気で昼間からビールで乾杯した。
シェアメイトとのにぎやかな時間になって嬉しかった。
みなおかわりまでしてくれて、感無量である。
手作り料理は魔法のようで、その場の雰囲気をぱっと明るくし、笑顔の連鎖が続く。
第2回目のZOOMCookingも大成功であった。友人には感謝の気持ちでいっぱいである。
来月、すでに第3回を予定している。
終わり