先日、夫のスクールメイト、コニーの誕生日パーティに招待してもらい参加して来た。
こういったパーティの告知が当日や前日なことは日常茶飯事で、この日も当日のお誘いだった。
それぞれがドリンクやフードを持ち寄って参加するスタイルが一般的で、今回はシャンパンと白ワイン、ピザを持ってお祝いに行った。
ドイツ出身の彼女は、以前ベイビーシャワーパーティの際におむつケーキを作って来てくれて、まめの誕生日は私の誕生日かもしれないと期待してくれていたのだが、彼女のバースデー当日になっても産まれてくる気配は皆無だった。
旅好きな彼女は、さまざまな国を自転車で巡り、NZに入国した直後でロックダウンとなり、予定外の長期滞在で今に至るという。
まだこれから先の予定は何も決まっていないし、まだしばらくはNZに居たいと言っていた。
夫と似た旅のスタイルだが、女性ひとりで自転車旅とはなんと逞しくてかっこいい、と感心してしまう。
フレンドリーでチャーミングな笑顔が素敵な彼女をお祝いするために沢山の友人がかけつけ、あっという間に会場は人でいっぱいになった。
日本ではこういった大規模なパーティに参加した経験がほとんどないので、盛り上げ方も分からず、基本食べ飲みをし続け、近くにいる見知らぬ人や知人と会話してみたりといった具合で時はあっという間に過ぎて行った。
年を重ねて気づいたのは、自分が主役のパーティを開くことに関心はないが、友人のパーティに顔を出し、周囲の人たちが笑顔でたのしそうにしているのを眺めているだけで十分満たされているということだった。
帰宅すると、みんなが楽しそうにしていて楽しかったね、良かったね。といった感想を夫と話す。
夫もパーティの中心で盛り上げ役にならず、ただただ少し離れた場所から傍観するタイプだ。
これは夫婦の数少ない共通点だと気づいた。
また、大人数で特別な日を祝うビッグなイベントよりも、日常の中で、気心知れた友人らを招いて食事をたのしむホームパーティ規模くらいが性に合っているなとも感じる。
おなかのまめはというと、パーティーミュージックに反応して、全身を使って踊っているかのように、私の腹を蹴り続けていた。
もしやこういう場が大好物のパリピなのか?と、お腹に手を当てて無言で問いかけてみた。
胎教にはクラシック音楽が良いとよく耳にするが、様々なジャンルの音楽を聴かせることも、聴覚の発達には良いという話もあるので、まめおはパーティミュージックを聴いて良い刺激を受けたとポジティブな解釈をして、良い子は寝る時間に会場を後にした。
しばらく人が沢山集まるイベントには参加できないが、産褥期が過ぎて体調が落ち着き次第、まめの誕生をたのしみにしてくれている友人たちを招き、ベイビーシャワーのお礼パーティを催す予定だ。
恩には恩をパーティにはパーティを
おわり