警戒レベル1 8日目
今日は、先日アポを取らせてもらったモンテッソーリ園の視察に行って来た。
3歳から5歳の20人のこどもたちと4人の先生で運営している。
普段は、家庭で取り入れられるモンテッソーリのメソッドをお伝えしているので、preschool の見学は初めてで新鮮だった。
室内は、大きくペイントルームとお仕事の部屋に分かれており、こどもたちが好きな活動を選び、各々取り組んでいる様子だった。雰囲気は、静まり返るほど静かではなく、和気あいあいと隣の席の子とおしゃべりをしながら取り組む子もいて、皆落ち着きがあり、リラックスした雰囲気だった。
モンテッソーリの活動理念の中に、本物を使用することを大切にしているので、子どもたちがセルフで飲めるコップと水瓶もガラス、ランチで使うお皿は陶器、フォークやナイフも銀メッキのものだった。
物を投げたりする子はおらず、皆慎重に扱っていた。
一般のPreschoolと違ったのは、朝のモーニングティータイムと呼ばれる軽食の時間は、園側がトーストとフルーツを用意し、食べたいこどもだけが食べる時間になっていたことだった。
お仕事に集中したいこどもは、モーンニングティーをスキップして、ランチタイムまで食べずに過ごすのだ。
北欧のPreにも朝の軽食タイムがあると聞いたことがあるので、日本のように登園してランチまで何も食べない方が少数派なのだと知った。
また、室内を走り回る子や喧嘩をする子もいなかった。それぞれひとつしかない教具も取り合う場面もなく、満足のいくまでやったあとは片付けて、次のお仕事へ。といった様子だった。
中には何もせずにソファーで寝転ぶ子もいたが、先生は微笑むだけで、活動を促すことはなかった。
何もしないという選択の自由まで与えられている国、それがNZである。
そしてこちらの園にも、ラーニングストーリーがあった。子どもたちは、私の見る?と次々に見せてくれた。
これを見ていると、先生たちがこどもたちへそそいでいる愛情のカタチがまるわかりだ。
こどもたちのことを普段からよく観察、理解しているからこそひとつの場面を切り取って物語のようにかけるのだ。
気づいたことがあるのだが、写真が多いので字が読めない年齢の子でも分かりやすいし、字が読めるようななれば、より興味をもってこのラーニングストーリーを読むことができるのだろう。
見学を終えると、またいつでも来てね、と言ってくれた。
アットホームな家族のおうちを見学させてもらったような温かい気分で園を後にした。
ランチは、Chop shop へ。お好み焼きと甘いスイーツを食べた。久しぶりの外食にテンションが上がった。
日本と洋のコラボが絶妙な味で、新しいスタイルのお好み焼きだった。
ここは、以前日本で担当していたシッター先の親戚が営むレストランで地元の人からも人気が高いカフェレストランである。
コロナが収束しようやく来れたので嬉しかった。
ファスティングを始めてみたものの、体脂肪率の低下による身体への障害が出て来たので、しばらく体脂肪率を正常値に戻すことにフォーカスしてから再度挑戦しようと思う。
今日は食べたいものを食べたいだけ摂取することにした。
帰宅し、シェアメイトと家の目の前のビーチへ。徒歩1分のビーチには、シェアメイトお手製のウッドソファとテーブルがあり、皆で夕日を眺めながら語り合った。
カンボジア人のMくんが、カンボジアスタイルの結婚式の動画を見せてくれた。
きらびやかな会場で、朝から晩まで続くらしいセレモニーは、新婦は10回ほどドレスチェンジをするらしい。
いくらなんでも多すぎやろ。と突っ込まずにはいられなかった。むしろドレスチェンジだけで日が暮れてしまうレベルだ。
それぞれの国の結婚式のスタイルを知るのも楽しいなと思った。
ビーチにはいつも見かけるカモの夫婦もお目見え。食べ物がないと分かるとすぐに湖に戻って行った。彼らは物わかりの良いカモなのだ。
クイーンズタウンで過ごす日々も残り少なくなって来た。
まだまだ愉しみつくしたい。
おわり