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11月11日11時。

2回目のミッドワイフ検診に行ってきた。担当のMidwifeのNさんは、自宅のような場所に自身のクリニックを開業しており、病院のような雰囲気は一切なくとてもアットホームな感じでリラックスできる。

今回は、赤ちゃんの心音チェックと、血糖値、血圧検査をして、現在の体調や食生活について一通り話したあと次回のアポをとって終わった。

NZでは異常がなければ3回しかエコー検査をしないので、毎月のMidwife検診で聴ける赤ちゃんの心音がたのしみのひとつになっている。

聴診器を当てて、耳をすますと早い鼓動が聴こえてくる。姿形は見れなくても、生きてるよ!と力強いメッセージを受け取っている気がしてとても幸せな気持ちになれる。今回は1分に150回と正常範囲内だったようで一安心。

 

 

検診後に寄ったカフェの花がかわいらしかった

 

 

夫の両親が、帯祝いということで腹巻きを送ってくれた。妊婦は特にお腹を冷やしてはいけないのに、お腹を出して寝る癖がある。購入しようと思っていただけに嬉しかった。

プレゼントを人にあげるときは、なるべく本人がほしいものをリサーチしてあげるのが好きなのだが、相手に何も聞かずにプレゼントしたものが丁度相手が欲しかったものだったという時は、きっと貰った側よりも私のほうが喜んでいる気がする。

夫のお母さんは、日本食も沢山送ってくれるのだが、私がリクエストをしなくてもそのときに一番欲しているものをピンポイントで送ってくれる。

今でも現役ばりばりの営業ウーマンなので、人のことをよく見ているというか気づかいが素晴らしいというか、抜け目なくて、心底リスペクトする。

自分の母親とはタイプが異なるが、どちらも女性として、ひとりの人として尊敬するふたりのお母さんと出会えて良かったと思う。

 

 

日本に帰る日はまだ先になりそうだが、ここ最近、家族とともだちシックだ。

帰国したら、会いたい人、行きたい場所が数え切れないほどある。
リストアップして全部叶えるつもりだ。
こどもに望むことは特にないが、ひとつあるとするならば、心の赴くままに行動することが人生をより豊かにしてくれるということを、ちいさなうちから体感してくれると嬉しい。

そこに欠かせないのは、やはり人であると思っていて、日本には私の大好きな魅力的な友人が沢山いる。

来春出会うであろう我が子に、紹介したい人が沢山いるんだよと、教えてあげたくてうずうずしている。

 

とは言え、なんだかんだこちらでの生活も楽しくて、日々穏やかに過ごさせてもらえているので、夫や職場の仲間、現地の友人には感謝の想いがある。
残されたこちらでの時間も思う存分味わいたい。

 

 

先日、大学時代の教授が一冊の本を日本から送ってくれた。
こどもの胎児記憶、出生記憶を記録した本だった。

妊娠がわかったタイミングで丁度メッセージのやりとりをしていたときにふと、彼に弱音を吐いてしまった。

すると一言だけ、一冊の本を贈りますね。と、言って届けてくれた。

多くを語らずとも、心情に寄り添い、励ましてくれる人がいるということは本当に心強いと思った。

 

 

大学の教授セレクトの一冊

 

 

 

今日も自分は生きていて、生かされているということを忘れずに、深呼吸。

 

 

 

おわり

 


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