先日のブログから、日がだいぶ経ってしまったが、Auckland2日目のことを綴っていく。
2日目は昼には出発することになっていたので、早朝からアクティブに行動すると決めていた。
まだベッドにいる夫を残し、朝7時頃からPonsonby通りへ。
ミーハーな私は、このエリアがハイセンスな雑貨屋やカフェが多いと聞き、行ってみたかった。
ショップのオープン時間は9時半だったので、それまでに2軒のカフェに行くことにした。
まずは、Orphans kitchen へ。店内は活気があるというよりも、少し落ち着いた雰囲気で、ひとりでも気軽に入ることができた。朝からお腹が減っていた私は、普段朝食では絶対に食べないものを頼むことにした。
メニューにはボロネーゼとあったので、てっきり朝からパスタを提供している珍しいカフェかと思いきや、香ばしくトーストされたフランスパンに溢れんばかりのミートソースがのったものが登場。
一見ヘビーな一品だが、香りの良いスパイスに包まれたひき肉にトマトのさわやかな酸味で食欲は増し、胃もたれすることもなく完食。
一緒に頼んだオーツミルクのラテが、これまたやさしい味で美味しかった。
2軒目は、Little Bird へ。
ここのオーナーのミーガンさんは、昨年日本に来日し、際四隅大輔さんとサスティナブルな食生活についてのトークイベントを開いた。運良く抽選で当選したので、話を聴くことができ、NZに行ったら彼女のお店に行きたいと思っていた。
こどものころからヴィーガンで育ち、食べる野菜も家庭の菜園でとれたものを食べていたというミーガンさん。
今はオークランドに2店舗のロースイーツ、ヴィーガン食を提供するお店のオーナーとなり、レシピ本なんかも出版している輝かしい活躍をしている方だ。
そこでは、いかにも身体に良さそうな、デトックスなんたらグリーンスムージーをオーダー。
緑系の野菜とフルーツで、過去に飲んだスムージー経験から味はなんとなく予想ができた。
しかし、ここのスムージーは容赦なく甘みほぼゼロの、苦みとフルーツの酸味の強い想像を遥かに超える強者であった。
こだわりあってのレシピが故、一切妥協を許さない本気のデトックススムージー。
意識高く生きるには、甘さに甘えてはいけないのだなと瞬時に悟った。
次は、他のメニューも頼んでみようと思う。
そうこうしてる間に、ショップ開店時間に。我ながらスケジューリング完璧やな、とにやけてしまう。
トータルで17時間という短すぎるAuckland滞在をいかに愉しむかを考えながらの全力ショッピングが幕を開けた。
まずは、NZだけれどもフランスからの輸入インテリアや雑貨を扱っているお店へ。
そこでは、一目惚れした羊のクリスマスオーナメントを購入した。
次に、ふらっと立ち寄った雑貨屋で来年の手帳を購入。
わー、これかわいい。素敵だな、と思った商品たちが8割方日本からの輸入品であることに気づき、そっと棚に商品を戻した。
そこで見つけた好みの色の手帳をゲット。できればNZ製が良かったが、イタリア製であることが発覚。
無意識にヨーロッパ製のものばかり購入していることに気づく。
その後、大本命であった。児童書専門店へ。
大人になってから、絵本収集が好きになり、とくに海外の作家さんの絵本ばかりを集めていた。
当時は、いつかこどもが産まれたときに、、、なんて想いを馳せていたが、今回は出産を控えて買いにくることが出来たので現実味も増してなんだか嬉しかった。
定番中のド定番、『はらぺこあおむし』から、モーツァルトの音楽と共に愉しめる、動物&楽器紹介の仕掛け絵本、絵に一目惚れをして選んだ動物関連の絵本と合計5冊購入。
店内には私だけしかおらず、こころゆくまでじっくりと選ぶことができた。
欲しいものがあり過ぎて選べないよ〜。と、店員のおばちゃんに言うと、沢山買ってくれる分にはかまわないわよ、と笑いながら言っていた。店側にとっては良いカモ以外の何者でもない。
最後にどうしても欲しかった1冊を探した。
Xmasの時期になると必ず聴く、チャイコフスキーのくるみ割り人形。
バレエをやっていたので小さいころから身近な舞台演目であり、自分も何曲か踊ったことのある大好きな物語だ。
くるみ割り人形関連の絵本を何冊か店員さんに出してもらい、悩んだ結果こちらに。
ページをめくる度に、シーンに沿ったくるみ割り人形の曲が流れるという粋な仕掛け絵本である。
この物語には音楽が欠かせないと思っているので、まさに理想の一冊に出会えたと思う。
児童書専門店で満たされた私は、パスポート更新の手続きを住ませた夫と合流。
実に4時間もPonsonby通りをふらふらしていたことになる。歩きすぎて股擦れを起こしていた。
その後念願の一風堂へと行き、日本のラーメンってこういう味だよね、って納得し、ミルクレープ屋さんでテイクアウトをし、帰宅した。
盛りだくさんの内容だったので、しばらくは長距離ドライブは控えたいと思うほど疲れたのだが、翌週再びパスポートの受け取りでオークランド行は決定したのであった。
おわり