予定日から3日が過ぎた。
さんぽやヨガ、ストレッチを取り入れながらも、1日のうち3時間はソファとお友達状態だ。
明日の明け方4時頃が新月らしいが、果たしてまめは影響を受けるのだろうか。
どちらにせよまめの準備が整い次第なので、こちらはただスタンバイしておくことしかできない。
なんてもどかしい日々なのだろう、と思いながらも、まだ自由に外出できる喜びをかみしめている。
夫も今週からは、いつ陣痛が来ても良いようにそばにいてくれて大変心強い。
普段インドアな彼からさんぽに行こうと、ミラクルなお誘いがかかるほど2人でまめとの対面を待ちわびている。
無事に大きなトラブルもなく妊娠生活が終わりを迎えようとしているが、ここ数週間は睡眠時に様々なトラブルが発生している。
先日の一晩に起こったことをざっとまとめてみた。
①足がつる
真夜中に突然ふくらはぎがつり、それはもう大パニックだった。
幸いにも、バレエを習っていてレッスン中に足をつることが何度もあったため、対処方のひとつとして、足をフレックスにして伸ばせばおさまるものだと身体が覚えていた為一命を取り留めた。
横で寝ていた夫は陣痛かと飛び起き、足がつって悶える私を寝ぼけながらしばらく見つめていた。
妊娠中足がつりやすくなるのには様々な原因が関与していると言われているが、私の憶測ではむくみが酷くなり血流の流れが悪くなるからだと思う。
②破水する夢をみる
夜間に、まめの胎動が激しくなるので熟睡できない日々が続いているが故、眠りが浅い。
臨月を迎えてから、破水する夢を何度も見ては飛び起き、パンツやベッドシーツが濡れていないかを確認するという事態が起きている。
しかも、わりと劣悪環境のシチュエーションばかりで、夢から覚めると後味が悪くてなかなか寝付けない。
③真夜中のトイレ徘徊
まめがだんだんと下に降りて来ている証とも言える、強い膀胱の圧迫。
これにより、真夜中へのトイレが避けられない日々になった。
寝ぼけながら電気をつけずに暗闇の中トイレをするため、少し慎重にならなければならない。
電気をつけてしまうと、交感神経が優位になって更に眠れない気がするのでここは譲れないポイントだ。
④激しい寝言
夢と寝言がリンクするととても厄介だ。自分の声の大きさに驚いて起きることが多々ある。
この日の夕食は、夫が私の変わりに食事をつくってくれた日で、夢の中でも夫が食事をつくっていた。
夢の晩ごはんは、ここ最近悪戦苦闘していた唐揚げだった。
そして鶏肉を片栗粉に中途半端につけて油で揚げようとする夫に対して、(片栗粉がちゃんと)
ついてないよ!!!!!!!!
とリアルに叫んだのだ。
隣で寝ていた夫は、なにかついていない嫌な夢でも見たのかと勘違いをし、慰めてくれた。
まさか夫に対して忠告して発した寝言だとは、思わないだろう。
朝起きても夢の内容をしっかり覚えていたため、どれほど揚げ物に執着していたのだろうと呆れてしまった。
これらが一夜の間に起きたノンフィクションである。
夫も毎度起こされているので、私と同様毎日寝不足に違いない。
これはきっと、まめが産まれてからもしばらく続く真夜中の格闘に備えろというお告げだな、とポジティブに考えて今日も眠りにつくことにする。
おわり